入浴を嫌がるようになった認知症の母をなんとか入浴させる方法

認知症になると、一部の患者さんは入浴を嫌がるようになります。母も最近、入浴を嫌がるようになりました。ただ1週間も2週間もお風呂に入らないようでは不衛生です。けれど入浴したがらない要介護者を無理にお風呂に入れようとしても逆にうまくいかないことも。我が家の場合は母が入浴したがらない理由をつきとめ、そこから解決しました。

 

お風呂に入りたがらなくなった母

1か月ほど前から、母がお風呂に入りたがらなくなりました。脱衣所に行っても服を脱ぐわけでもなくじっとしているのです。

 

母に「お風呂に入らないの?」「体の具合でも悪いの?」「どうしたの?」と声をかけたのですが、とくにこれといった返事はありません。無理に洋服を脱がそうとしても嫌がるので、そのまま放置して様子をみることにしました。

 

調子がいいとお風呂に入ることもあるようですが、気分が乗らないと脱衣所から出てきてお風呂に入らないままリビングでお茶を飲み始めます。最初のうちは「お風呂に入ってよ」と催促してみたのですが、しつこく言えば怒るので放置するようにしました。

 

今は春先なので、それほど汗もかかず問題はないのですが、真夏になるとお風呂に入らない、着ている洋服を洗わないでは不潔です。先のことを思うとウンザリしてしまいました。

 

母がお風呂に入らなくなった理由

母がなぜお風呂に入らなくなったのか? その理由が最近までよくわかりませんでした。認知症患者の場合、入浴を拒否する方もいるようで、その理由も「裸を見られるのが恥ずかしい」ことや「お湯に対して恐怖を感じる」「一人で浴室にいることが怖い」などさまざまなようです。

 

母の場合、上記のような理由で入浴を嫌がっているわけではありませんでした。なぜわかったのかと言うと、母が入浴しているとき、私が脱衣所から声をかけたのです。

 

「お母さん、お湯加減はいい?」

 

すると母が鬼のような形相で浴室からでてきて(もちろん裸のまま)

 

「ちょっと!私の着替えを持っていくんじゃないよ!」

とものすごい剣幕で言うのです。これでわかりました。母が入浴を嫌がるのは、あらかじめ用意してある新しい着替えを、私に持っていかれるのではないかと不安だったのです。

 

母をお風呂に入れるための具体的な方法と結果

着替えがしっかり確保できているかどうかが心配だったので、入浴できなかったのです。そこで新しい着替えを透明な厚手のビニール袋に入れ、着替えを浴室に置いて母が逐一チェックできるように変更しました。

すると母も「着替えがちゃんとあること」に安心したのか、今はスムーズに入浴できています。ときどき「今日はお風呂に入るのがイヤだな」と言いますが、気分の浮き沈みもあるので無理強いはしません。

 

まとめ

認知症高齢者の入浴拒否にはさまざまな理由がありますが、一番良いのはその理由を知り、適切に対応することだと感じました。入浴拒否でお悩みの方、いろいろなアプローチで入浴を嫌がる理由を知ることが、まずは第一歩です。

 

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